いつもの研究心(というよりただ単に追求魔)で色々と調べました。
多分、以前サイトにも乗っけていたような内容になるんですが、まあ新しく調べ直したものもあるので一応MEMOみたいな形で。
歩兵
・ファイター(fighter)
戦士。(直訳ッ!!)
・ガーディアン(guardian)
守護者(また直訳!)
・ベルセルク(berserk)
凶暴な、熱狂的な戦士。
北欧の伝説では、オーディンに選ばれた戦士の称号でもあります。
間違っても、黒い鉄塊みたいな巨大すぎる剣を振り回し、妖精を共に連れてる人じゃありません(謎)
(↑分からない人は、三浦健太郎とベルセルクのキーワードでググってみて下さい)
古代ノルド語では「熊(ber)の衣(serk)をまとった者」という意味だそうです。
野獣のような忘我状態になって鬼神の如く戦い、その後虚脱状態になるとか。
なお、ゼルドナーシルトではしっかり両手剣持って暴れてくれます。
今までの歩兵はみんな片手剣+盾なのに、ベルセルクになった途端両手剣。
本当、急に強くなったみたいで私は心強くて好きです、ベルセルク。
槍兵
・パイク(pike)
槍や矛を意味してます。…これ以上何を説明すれば…(笑)
・ファランクス(phalanx)
古代ギリシャの軍隊の陣営です。
槍(全長5~6メートル)を持った兵士が100人前後で密集陣形を組み、前列は槍と盾を持って進み、後列も槍を中段~上段に構えてひたすら前進する方法です。
特にアレクサンダー大王率いるマケドニアのファランクスは当時の世界では最強の軍隊となりました。
ローマのレギオン式(歩兵中心)に負けるまでは。どうやら、歩兵<槍兵は基本中の基本のようです(笑)
どうでもいいんですが、ゼルドナーシルトでは一列でも「ファランクス」なんですよね…。
橘はそれが妙に不服で、リューク隊を全員槍兵にした事があり、
「これぞファランクスー♪」と言ってた事があります。
ベルセルク達に襲われた時、どうしようと青ざめましたが、まあ、それでも力押しで乗り切れたのでまあいいでしょう。
・テルシオ(tercio)
スペイン方陣とも呼ばれます。横に100列、縦に12~15列の槍兵がビッシリ並びます。その四方を小銃兵が2列ずつ配備され、さらに縦横五列程度の小銃兵で密集状態にするという陣形です。
勿論、超防御偏重の陣形である事は言うまでもありません。
そもそもスペインで生まれた所にその陣形の特徴があります。
中世はスペインを含むイベリア半島全体が、イスラム教国でした。やがてキリスト教徒による国土回復運動(レコンキスタ)が起こり、徐々にイベリア半島からイスラム勢力を武力で追い払い始めました。
しかし、戦術や思想では上のイスラム教徒の事、そうおいそれと簡単に砦や拠点を陥落させる事は出来ませんでした。
特にイベリア半島での戦闘はそのほとんどが攻城戦です。
平地での騎馬戦での突撃は滅多にありませんので、重装騎兵では攻城は不利です。
さらに攻城戦は乱戦になるので、要塞突入の際、人間の盾+動く要塞(防御壁)としてこの陣形が生まれたと言われます。
また、イタリア戦争にて、フランスの重装騎兵に悩まされたスペインでは、騎兵の勢いや攻撃力を削ぎ落とす方法として防御陣形を発達させた―とも言われてます。
テルシオは防御力もさる事ながら、攻撃方法も非常に簡単なので、ロクな訓練を受けてない当時の傭兵主体の軍隊にとって非常に好都合でした。
欠点としましては言うまでもありません―密集してるので動くのに恐ろしい程時間がかかります。
まあ、人間で作られた要塞なので仕方ないのですが。
隊列を作るのに、一日かかるのも珍しくないそうです。
騎兵
トルーパー(trooper)
騎兵です。これは「troop(乗馬し)隊を組んで歩く」+「er(人)」です。
ウィングフッサー(winged hussar)
出典を探すのに苦労しました。正確に読むなら、「ウィングド・ユサール」でしょうか。
これは特にハンガリーの軽騎兵の事です。ただ、ウィングフッサーとなるなら、ポーランドの方が有名かも知れません。
ハンガリーの軽騎兵は、甲冑を捨てて身軽な装備で機動力を上げているのですが、
ポーランドの場合、金属の甲冑を身に付け、豹の皮や鳥の羽で着飾り、盾を持たず槍を愛用していました。
彼等は16-17世紀最強の重装騎兵として名を馳せました。
おそらくですが、1410年に起こったタンネンベルクの戦いでドイツ騎士団をやぶったのは、このウィングフッサーの前身じゃないかと思います。
余談ですが、アントニオが率いると物凄く似合うのは気のせいでしょうか。
(だってアニマル柄とか羽根とかいっぱいつけて派手だから…)
ドラグーン(dragoon)
竜騎兵と呼ばれます。これは、騎兵銃を持った騎馬兵たちの事です。
ウィングフッサーが軽騎兵なら、こちらは重騎兵に含まれる様です。
ただ、イギリスでは過去に軽竜騎兵(light dragoon)と重竜騎兵(heavy dragoon)の2つがあったそうです。
どっちにしろ強そうなのには変わりないですが。
弓兵
ショートボウ(short bow)
まあ、そのまんまですよね…。
ひょっとしたら、中級弓兵ロングボウに対してこちらをショートボウと呼ぶようになったのかも知れませんが…。
ロングボウ(long bow)
全長1.2-1.5メートルの弓がこう呼ばれるそうです。特に発達したのはイングランドですので、一応イングランドの歴史や戦争史にそってちょっとみていきたいと思います。
このロングボウですが、弓をひくのに45キロの力が必要とされてます。つまり習得するのに非常に困難な武器で、過去のイングランドでは自由農民に金を出して学ばせたとも言われてます。(ロングボウ奨学金みたい…)
習熟した人ですと、左胸が異様に発達して、左右の体型のバランスが崩れてしまったとも言われてます。
このロングボウが著しく活躍したのは、対フランスとの百年戦争時です。
勿論、接近戦に弱いのは言うまでもありません。そのため、歩兵達の援護やバリケード、塹壕の準備が不可欠です。
なので、障害物を迂回されないような地形を戦場として設定する必要があるため、必然的に受身の戦いを余儀なくされます。 また、準備を整えられる前に攻撃を受けることにも弱いので、奇襲や夜襲にはあまり適さなかったようです。
スナイパー(sniper)
狙撃手です。大抵スナイパーと言いますと、迷彩服に身を包み、森の中を移動したり、いきなり森の中から銃撃してくる―そんなイメージです。
どこかにスナイパーだらけの軍隊って無いのかなーと思って調べたらありました。
その名も「ベイリーズ・サウス・アフリカン・シャープシューターズ」。
第一次世界大戦において南アフリカで組織された不正規部隊のことです。
“シャープシューターズ(射撃の名手達)”の部隊名が表す通り、構成人員のほとんどを狙撃手が占めた事で知られ、主にフランスの戦線等に分割配置され、部隊の合計で3000名以上の確認戦果を挙げたとされます。
スナイパー部隊…考えただけで恐ろしいですね。
神聖兵
ゴーレム(golem)
ユダヤの伝承にある、自動泥人形です。ヘブライ語で「胎児」を意味してるそうです。
主人の命令だけを忠実に実行する召し使いかロボットなんですが、運用上の厳格な制約が数多くあるみたいで、それを守らないと狂暴化するそうです。
伝説では、ラビ(律法学者=一種のユダヤの聖職者)が断食や祈祷などの神聖な儀式を行った後、土をこねて人形を作る。呪文を唱え、(emeth、真理)という文字を書いた羊皮紙を人形の額に貼り付けることで完成します。ゴーレムを壊すときには、(emeth)の( e )の一文字を消し、(meth、死)にすればよいとされます。
そんな面倒くさい事をあの人たち(神聖兵の指揮官)はやってたのか…と勝手に想像しました。
暗黒兵
ゾンビ(zombie)
もう有名すぎるので、説明とか解説とか考察しなくてもいい気がするんですが、一応。
ブードゥー教で強い精神力を持つ者が死者をよみがえらせ、意のままに操るという術です。当然ながら彼等は死んでるので、疲れを知らずしっかり働いてくれるので、ハイチやその周辺では農園の貴重な働き手としてた…なんて伝説があります。
あ、語源は「蛇」と言う意味だそうです。どうやら、蛇が生と死を象徴する動物と見なされるのは、どこの文化圏でも同じような気がします。
死者をよみがえらせるとか、死体を暴れさせるとか、本当どう考えても「暗黒兵」以外の何ものでもないですよね…。
でも、ゼルドナーシルトでは暗黒兵自体よりも、指揮官が使ってくるハリケーンとかメテオの方が痛すぎます。
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