大河ドラマにもなった、「内助の功」の元になった山内一農の話と似た話が西洋の騎士verでありました。
概略
とある騎士はトーナメント(大騎馬試合)に出るのが大好きだった。
優勝―手柄をあげれば、一気に大出世・大金持ちになれるのだから。
だが、悲しいことに現実に彼は勝てなかった。
いつも負けては、相手に負けた分の支払いをさせられるのだった。
※騎馬試合で負けた方は「捕虜」になって、勝った相手に身代金を払って解放してもらう決まりになっている。なかには、この方法で大出世した騎士もいる。
ところが不思議な事に、彼が次のトーナメントに出る頃には、その支払いはきちんと支払われているばかりか、
トーナメントに出る費用が常に充填されているのだ。
ある時何気なく妻に聞いた所―
なんと、妻がへそくりと家計や荘園のやりくりで彼の費用を工面していたのだ。
妻に「何故そこまでして…」と彼が聞くと「夫がトーナメントで名誉を勝ち取れるならば、私は何でもしてあげられますもの」と妻は今まで隠していた事を恥ずかしそうにうち明けたのだ。
それ以来、夫婦の仲はいっそう強まったそうな―
うん。まさに「内助の功」西洋verみたいな話ですね。
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