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わたしは自分がなにを感じ―なにを考え-ているかを書いてみたいと思う(キケロ)
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帰り道、猫2匹と出会いました。
片方がやけに好奇心旺盛で、またちっこかったので親子猫ではないかと予測。

ちっこい猫の鳴き声は「寒いよ~…おにゃか空いたよ~」と言ってる感じでした。
…うう、お弁当、ちょっと残しておくんでした(涙
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今日、「ためしてガッテン」で、高熱が出なくても、インフルエンザにかかっているというコトを知りました。

………

……………………

………ま、まさか…
近くのお店では、メザシを焼いた匂いも鬼を追い払うという趣旨の張り紙がありました。

どうやら、古今東西の魔物たちは激臭が嫌いみたいですね…
何もせず、4キロ落ちました。

これはイイペースと思ってたのですが、体力も落ちた模様(だから風邪ひいたのかも知れません)
拍手毎日ありがとうございます。
更新がままならない日々が続いてますが、来てくださる方々、そして拍手をぽちっと押してくださる方々、ありがとうございます。

☆★☆お返事☆★☆

弥古さん
ありがとうございます。まだちょっと引きずってましたが、何とか治りつつあります。弥古さんも風邪をひいておられたみたいで…この時期はやはり崩しやすいのかも知れませんね…。今は大丈夫でしょうか?どうか、身体を温めてお過ごしくださいね。
それと…ついに、ジルオールPSPverが出てますね(今更ですが…笑)
手に入れられたみたいで羨ましいです(^^
オズワルドの手記―

亡者の島を出た時、カロンに遺灰のいくつかを手渡した。
カロン自身から貰えた報酬の他、遺灰の前の持ち主たちの念(どうやら死者の川を渡れるという感謝らしい)も報酬として受け取った。

だが、三つ目の遺灰の入った壷を渡そうとしたら…

カロンは受け取りを拒否したのだ。


「すまないが、私はこれには、さわれない!
これはあなたがたが戻したほうがよい…
ここにかぎがある。
死者の島に渡って、この遺灰をあるべきところに戻してくれ、
いいね?」


何故カロンほどの者が拒否するのだろうか。
その時まで私たちは理解出来なかった。

死者の島は群島の中でも、ひときわ大きい島だった。
中央には、厳重な鉄格子が降ろされている、一種の堂があった。
現世に死者の魂や亡者たちが溢れ出る事を防ぐかのように巨大で、どこか冷ややかさを感じる鉄門だった。
カロンから渡されたカギで開けると、軋んだ音を立てながら門は開いた。

その堂は、納骨堂だった。
内部は八角形になっており、やや無造作に死体―否、骸が置かれていた。

この奇怪な納骨堂の中は、何やらぶきみな気配を感じさせた。
それはさし迫る危機の最初のきざしかもしれなかったが、ただ単にあまりにも数多くの死人に囲まれているというだけのことかもしれなかった…


「オズワルドよ…この骸、生きておるぞ」

ひそめられたであろう陛下の声が堂内に響く。
しかし、陛下のご指摘通り、ここの骸の内何体かは生きている―否、明らかにこちらに対する敵意に満ちている。

「気付かぬ振りをし、こやつらが襲ってきたら…」

「は…」

地下へ降りる階段へ足をむけた途端、襲撃は始まった。

骸の剣士たちが一斉に斬りかかってきたのだ。


「ディスペル・アンデッド!」

ほぼ瞬間的に唱えられた陛下の浄化魔法で、我々を取り囲んでいた骸の剣士たちが崩壊していく。
だが、何体か―かつては手練れであった剣士たちであったのだろう―は残っていた。
それだけ、執念が残っているのだろう。

数回斬り結び、強打して粉砕し、何とか襲撃を切り抜けた。


地下へ続く階段の先は暗く、果てのない深さを感じさせたが、実際降りてみるとそこまで深い、というわけではなかった。
降りた先には、小さな祭壇があった。

そこには次のような墓標があった。

「失われた戦士」
―想い出をこめて。
彼が家路につけますように―


小さな遺灰の入ったつぼを、祭壇に置いた。

祭壇の上には黒い骨つぼが置かれ、
いくつかの遺灰の山が安置されていた。
その遺灰は心地良い香りをただよわせ、
暗く陰うつな墓地の雰囲気を
やわらげていた。


遺灰の入った壷を置いた時、背後の扉が開く音に気付いた。
今まで気付かなかったが、その扉の上の文字に思わず私はゾッとした。



―死者の殿堂―


ゾッとしたのは、あの奥に何かいる気配を感じたからなのか、地下独特の寒さに身体が冷えてしまったからなのか―
そのまま俺たちは(面倒なので)さっさとマイちゃんの所に行って、キセルとやらを取っていく事にした。



「引換番号は38-23-36」

堂々と答えると、マイ・ライはにこやかに笑った。

「はいはい、わかりました。調べて参りますので、しばらくお待ち下さい…」

こんな魔物だらけの所で待たされるのは居心地悪いが、無事に水キセルが渡されるのを今かと待っていた時だった。


「イヤーーーァ!」



突然、絹を裂く悲鳴が聞こえた。
無論、テレジアではない。
マイ・ライのものだ。

「助けて!助けてーーー!」

突然、その南洋美女は、さけびながら建物から走り出て、
そのまま川の中に飛びこみ、
あっと言う間におよぎ去ってしまった…


後に残されたのは、呆然とした俺たちだった。


「…こんな魔物だらけの川によく飛び込んだな…」

俺がぽつりと呟いた。

「そんな事を気にするよりも、兄さん…なんかもの音がしないか?」


フランソワの指摘通り、奥で物音がする。


「いつまでも戻ってこないしな…少し様子を見ようか」

テレジアが言うので、俺たちは建物の中に入った…

と、中は滅茶苦茶になっていた…
そして、身の丈60㎝ほどのこびとが走り回っているのが目に入った…

ボークが大暴れしながらこっちに来るぞー!



それはスプリガンの一種だが、巨人というよりはまさにこびとだった。


「目が完全にイッてやがるな…」

「あのハンマーに気を付けるべきだな」

ボークは遮二無二ハンマーを振り回して飛びかかってきた。
マイ・ライの言葉が頭を過ぎった


―退屈なので何かしたい―


暴れ回りたいという事だったのか。
だが、これは少々度が過ぎる。

「出来るだけ、殺生は控えたかったが―仕方ない」

フランソワ・テレジア共にすっと影に隠れる。
これが今の俺達の攻撃の合図だ。

それにしても、象を投げ飛ばすは誇張かと思っていたが、本当に投げ飛ばす事ぐらい容易なのではないだろうか。
あのハンマーの重さは半端ないはず。
それを棒きれか何かのように振り回しているのだ。

下手に接近してしまっては、頭をスイカみたいに吹っ飛ばされかねないな…!


その時だった。

「兄さんも隠れるんだ!」

何故かフランソワの言葉に従った。
と同時に、そこには身の丈3メートルはあろうかという悪魔―それも地獄からの死者と言わんばかりのものが現れた。


「コンジュレイションを使ったのか…」


言うまでもなく、召喚魔法だ。
イリュージョンで呼び出される影や幽霊、クリエイト・ライフのような動物生命体を創り出すよりもはるかに強力なものだ。

グレーター・デーモンは、俺たちの予想よりも遙かに働いてくれた。
凄まじい悪魔の腕の一振りは、さすがにボークでも避けきれないのか、吹っ飛ばされたまま壁に激突し、勝負はついた。


…しかし、ボークが暴れた以上にグレーター・デーモンが暴れてしまったせいか、完全に倉庫は滅茶苦茶になってしまった。


だからこそ、瓦礫の中から「水キセル」を見つけたのは奇跡としかいいようがない。
しかも無傷だ。




さっそく芋虫に渡してやった。

「ウムムムム…(スパスパ)
アァーーーッウ!(スパスパ)
いや、たまらん…(スパスパ)
イーーーャ!(スパスパ *ゼイゼイ*)
ゴホン!ゴホン!
(ゴフ! エヘン! ゴホン!)
もう少しかるいヤツの方がいいかもしれん…
*ハーハーハー*
これはホントにかるいヤツだ…」

夢中で吸ったせいなのか、久しく忘れていたせいなのか、いも虫はむせて桃色の煙を吐き出していた。
なんて渋いタバコなんだ…。

「おお、そうだ。『ちっこくなる』ヤツをやってみんかね?」

「ちっこくなる?」
何故か興味が湧いた俺たちは、試すと答えた。

「なら、いつかこいつをためしてみたまえ!」

そういうと、芋虫はポケットから何かを渡した。
…って、赤いキノコ…
見るからに、やばそうな色をしている…。

「おお、そうじゃ。
ところで、もしお香をお好みなら…*クンクン*
この煙のかおりは最高じゃよ。好きなところで使いたまえ・・・
さて、それでは失礼して、わしは(ハーハー)
お気に入りの木陰までいって、わしのパイプともう一度親しく、つきあってくるとしよう(ハーハー、ウウ、ゴホン)」


まだむせてるぞ、おっさん…


しかし、このお香はなかなかいい匂いがする。
どこかで使ってみるか。
そう思い、俺達は結局またあの地下水脈へ戻る事にした。
せっかく帰られるとおもったんだがな…
実は回ってきていたバトンがありました。
一気に消化して参ります!!


+++++

Paniさまからいただきました、
食べ物関連バトン(名前不明なんです)。
ハーブティーだなんて♪
何だか爽やかな感じで照れちゃいますね。

+++++

1.コンビニでよく買う食べ物は?
最近は食べてませんが、受験時代は夕飯代わりにしょっちゅう海老グラタンを選んでました。
あのぷりっとした海老とトロトロチーズがたまらないんです(><)

2.コンビニでよく買う飲み物は?
ジャスミン茶!
伊藤園のボトルはおしゃれで可愛く、またちょくちょくデザインが変わるので密かに楽しみにしてます。

3.目玉焼きにかけるものは?
何もかけません!
むしろトーストに乗っけてしまいます。
黄身部分を潰さずに食べるのが得意です(笑)

4.好きなお寿司のネタは何?
大トロです。
口の中で「ふわっ。とろっ」っと消えてしまったんじゃないかという位おいしいものを食べて以来すっかりとりこに。
でも基本的に何でもおいしくいただいちゃいます。

5.好きなアイスクリームは?
サーティンワンのクッキー&クリームはほぼ定番です。
実は、ハロウィン限定メニューのアイスがとてもおいしかったんですが…名前を忘れてしまいました。

6.つい買ってしまうお菓子は何?
バームクーヘンとマリー(クッキー)
お茶の時間のお供はいつも、このどっちかです。

7.ミスタードーナツで一番好きな物は
チョコレートリング。
チョコが好きなためついつい…。

8.もしご飯が余ったら?
Paniさんと一緒で「卵かけご飯」です!
…でも、気付くと父の手により、いつの間にか炒飯が出来ていたりします。
おいしいので結局ご相伴しちゃいますが。

9.最近はまっている食べ物は?
作る側としてはまっているのは菓子類全般です。
マドレーヌの基本を押さえた後だと、スポンジケーキ他クッキー、スコーンも簡単に作れるようになりました。
もっとも、レシピ無しだとちょっと厳しいですが。
名人と言われる日まで、頑張ってみようかしら…とか思ってます(ぉ)

食べる側としては、前述の通りバームクーヘン。
以前はカステラばっか食べていたのですが、最近はバームクーヘン熱が復活してきました。

10.ラスト~次に回す人を想像する食べ物は?

そうですね…

カプチーノ…暁乃さん
エスプレッソ…misticiaさん
エクレア…Naoさん



********

『レンジャーバトン』

ヒーロー物のあれですね。
私も小さい頃は憧れていた…でも…若い娘の夢をぶち壊しにして許さない!(fromロマサガ2 聖なる塔において バルバラ様)
 
Q1:身長は?
151cm
さばなんか読んでませんわ!
…150と149の間にある壁は何でしょうか…
 
Q2:髪型は?
現在、マルガレーテ様と同じ…と言いたいんですが、貞子にちょっと近くなってorzです。
微妙に癖毛なので、ヘアアイロンで毎日巻いてます。
綺麗に行くと気分がいいんですが、中途半端(もしくは雨が降ってきた等でじわじわ戻る)と一日ちょっと落ち込んでしまいますね。
 
Q3:好きな髪型は?
縦ロールも好きですが、普通のウェービーなのもいいなあと。
顔が地味なので、髪型を派手にするとちょうど四則演算的によくなります(意味不明)
 
Q4:目について
痩せたせいなのか、片方だけがくっきり二重…
頼むから、もう片方も二重になって!!
これじゃあピカソの絵になってしまう!!
 
Q5:顔について
いつも鉄仮面かぶってて、皇帝陛下以外には見せた事ありません(大嘘)
 
Q6:誰に似てる?
多分三人は似てる人はいると思いますが…
 
Q7:1日で1番好きな時間
午前11時前後です。森の散策にはちょうどいい時間です。
日も大分上がって、木漏れ日がいつも綺麗なんです。
 
Q8:自分はどんなふうに見られてる?
真面目で大人しくて品行方正ですって。

…ぷぷぷッ(笑)
 
Q9:送り主のこと好き?
当たり前じゃないですか!!
 
Q10:送り主の第一印象
優しく繊細だけれども芯がしっかりしてる印象を受けました。
きっと可愛らしい方に違いない(確信)
 
Q11:送り主との出会い
ドラキュラリングでお見かけして、ひそかに見ていた所、弥古さんから嬉しい拍手メッセージとリンク報告が入っていました。
あああ、わたくしのごとき下賤な民めに…ありがたや、ありがたや…
 
Q12:送り主のことどう思う?
いとしい しと です!(ゴクリ風)
本当に真面目な話、大事で素敵な方です。
 
Q13:送り主を動物に例えると?
しなやかなガゼルというイメージがあります。
動物にたとえるのって難しい質問ですね…
 
Q14:恋はしていますか?
……

へんじが ない
ただの しかばねの ようだ
 

Q15:その人はどんな人?

わーれーらーのーねーむーりーをー
さーまーたーげーるーのーは
だーれーだー!?

※いないから答えられませんって…

 
このバトンを受け取るレンジャーは

そもこれ、レンジャーとどう関係あったんでしょうか。
戦闘能力とか役割とか謎のまんま…
なのでアンカーにしちゃいます。


え? どうしても分けろ?
じゃあ、


滅吸血鬼戦隊ベルモンズ
レッド…シモン(是非とも金髪verで)
…途中でジュストと交代(涙)
ブルー…リヒター
イエロー…ラルフ
ブラウン…ユリウス
ピンク…ソニア
ブラック…クリストファー


猛虎傭兵戦隊ティーグルズ
レッド…アイン
ピンク…アナスタシア
イエロー…リューク
ホワイト…ルイーザ
ブルー…アントニオ
グリーン…ギルフォード


セブンヒーローズ
レッド…ワグナス
ブルー…ノエル
イエロー…ダンターグ
ピンク…ロックブーケ
グリーン…ボクオーン
ブラック…スービエ
パープル…クジンシー



最後の一つはレンジャーじゃない…(笑)




拍手メッセージありがとうございます!
ここで返信しております。
寒いからラーメン食べたいなあ…

そう思っていたら、今夜美味しいラーメンを食べにいく事に!

うれしいのですが…




我が家から徒歩二分の所にあるパチンコ店にパチスロ『悪魔城ドラキュラ』が入ってました!!!

どうする!?(笑)
小さな、何かの生き物が飛び跳ねた辺りの足跡がある近目の前には、見たこともないような奇妙な光景が見えた。
たくさんのうでとあしのある奇妙なやつが、沼のそばに生えているキノコのてっぺんにすわっていたのだ。
男は神経質でこうふんしやすそうな感じだった。

香りのきついキノコの上にすわっている巨大な虫のような姿の男は、ペンを使って何やらふくざつな数式らしきものをいそがしけに紙に書き付けていた。
と、突然こちらの存在に気づいた男は、おどろいて小さく鼻をならし紙を取り落とした。

「うむ…なんということだ!」

彼の小さな瞳は鼻の上で大きく見開かれ、しばらくこちらをじっと見つめた後、ついに口を開いた。

「タバコはやらんのだろう?え、どうかね?」

「いや…私はタバコを知らないんだ…」

「そうか…わしはようするにいも虫じゃ・・・この城の沼地に住んでおる。おぉ、タバコが吸いたい!」

「城の沼地?」

私が聞くと、いも虫は答えてくれた。

「直接、城には行けんがの。沼は危険が一杯!まさに我々はその中に立っておる!」

「そのキノコは何?」

「素晴らしい発明じゃと思わんかね?!こいつを食べる者もあるし、ただすわる者もおる。まさにわしは今すわっとるよ」

「小さな足あとを見つけたが?」

「デーティーデー、うさぎのあとを追いかけろ…だが、捜すには霧がこすぎる!」

「うさぎだって!?」

「おくれたので走った!もういない! すでに去った!まあ、気にすることではない」

「コズミック・フォージのことは?」

「それはなんのことかね?それについてはなにもしらん。聞いたこともない。」

やはり…
コズミック・フォージの事はそう易々と知れるわけが無いとは思っていた。
…で、運命の手と言われるペンとは到底かけ離れているペンについて話題を振ってみる事にした。


「そのペンは?」

「これはごくふつうのペンじゃ。今それで仕事をしておるよ・・・このペンはわしに必要じゃ。」

「仕事?」

「わしはキセルがどこにあるか計算しておるのじゃ!」

「キセルとは?」

「昨年の夏、島の方にバカンスを取りに行ったときに、持って行ったのまではおぼえておるのじゃ」

「そこでどこかに預けたおぼえもあるのじゃが、いったいそれがどこだったか…てがかりになるものはたったひとつ、
わしのポケットに入っていた小さな紙切れだけじゃ。
それにはこう書いてあったが…

「お荷物をお引き取りになりたいときは、
担当の者にご連絡下さい」


ふと、私は思いだした。
あの陰鬱な川の中に数多くある島で、「預かりの島」という所―

そこには南洋風の美女が受付として、物を預かってくれる島だった。

「預かりの島へようこそ!たいへんもうしわけございませんが、ただいま倉庫は、いっぱいでございます…しばらくしてからもう一度おこしください!」

そう美女は申し訳なさそうに言ってきた。
せっかく預かって貰おうと思ったのに…残念だ。
仕方なく、私は彼女と少しばかり会話を交わした。

「こんにちわ」

「ウーラ、ウーラ!
わたくし、マイ・ライともうします!
ここは預かりの島、荷物を預かる所です」

「預かりの島?」

「わたくしが倉庫の担当をしております。ただいま倉庫は一杯でございます。お荷物はお預かりできません」

「倉庫が一杯?」

「わたくしたちはお荷物を倉庫でお預かりいたしておりますが、ただいま倉庫が一杯でお預かりできません」

「奥のほうの物音は?」

「守衛のボークです。たいくつしているので、なにかしたいと
言っています」

「ボーク?」

「ボークは倉庫の守衛の者です。身長は40㎝ほどですが、象を投げることもできます」

なるほど。セキュリティーは万全だな。

「コズミック・フォージ?」

「それはなんのことでしょうか?存じませんが…」



結局、彼女に「魔法使いの指輪」を手渡すだけで終わってしまったが、あの島に立ち寄っていたのは良かった。
恐らく、この芋虫の「キセル」はそこにあるに違いない。

「まったく…お話しするのもおはずかしいが、わしは大事な水ギセルを
どこかに置いてきて、それがどこだかおぼえておらんのじゃよ…
見てのとおり、わしは今、問題の水ギセルの最後に確認されている物理的座標と、わし自身の正確な時間的、空間的位置に関して再計算をしておる。
そうすることによって、この宇宙のどこかにキセルがあるのかを突き止めようとしておるのじゃよ」

「もしや預かりの島では?」

私がそう言った途端、いも虫の顔がいきなり目の前まで迫ってきた。
まったくもって、昂奮しやすい男だ…

「預かりの島?そうだ! 預かりの島に倉庫があった!
そこに預けたにちがいない!倉庫に行って取ってきてくれ!」

「引換番号が必要ですね」

「引換番号?引換番号!!?おぉ、なんということだ!
あの数字はそういう意味を持っておったのか!
どおりで、我が水星が水瓶座の上で金星とぶつかると予言されるわけじゃ!
しかし、それがなんであったのかを教えてもらっても、わしはその数字をまったくおぼえておらんのじゃ…
どうもこれは…
『ビンの神託所』の出番のようじゃな!」


「『ビンの神託所』とは?」


「ビンの神託所は実に簡単なしくみになっとる。問いたいことを紙に書いて、ビンに詰め、そのビンを『ビンの神託所』と書いてあるところから川に流せばよいのじゃ。後はそのビンを捜し出せば、まるで魔法のように、答えが中に記されているというわけじゃ。素晴らしいじゃないか、エ?どうしてもっと早く思いつかなかったのか!」

いも虫は何かを紙に書き付けて、それをこちらに渡した

「このメモをビンの中に入れ、栓をして、ビンの神託所にまかせてくるのじゃ。答えはもうすぐわかるぞ!あぁ、タバコが吸いたいのぉ!」

「ビンはないの?」

「すまないが、ビンは持っていない。ビンの神託所のサインのところで、ビンを流したまえ」



…だが、あの城で空のワイン瓶を持っていたのは幸いした。
丁度ワインのビンのコルクを持っていたのだ。
あの芋虫に何の義理も無いが、一応頼まれた事だ。
やり遂げてやろうと思う…


あのメモを入れたワインボトルを持ってあちこちを歩いてみた。
途中、美しい歌声を聞いて、兄さんが突然ヒステリックに笑い出した時はヒヤリとした。

そうだ。
ここはサイレンたちの住処でもあるのだ。
さっさと、あの芋虫の用事を済まさなければ…


あの川の中に、「ビンの神託所」はあった。
ビンを水に浮かべると、ただよっていってしまった…


どこにあるかは予想が着いている。
あの、「忘れ物の島」だ。


そう私はイチかバチかで行ってみた。
幸いにして、島を根城としていた巨人には会わずに済んだ。

ほっとしていると、古い栓がしてあるビンが岸辺の砂の上にころがっていたのを見つけた。

中には、確かに芋虫の言った通り、「番号」が書いてあった。

後は、私たちで、あの美女「マイ・ライ」に言えばいいのだ―




「ところで、もしお香をお好みなら…
*クンクン*
この煙のかおりは最高じゃよ。
好きなところで使いたまえ・・・」
辺に、
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